2013年5月21日火曜日

TVD

方程式を直接離散化した方が、分りやすい。
分りやすいとは、余計なスキームの特性を考えなくて良いということだろう。
数値計算の手法を研究する分野ならそれは駄目だけど、ユーザー(数値解析をツールとする人間)からすれば、優先順位は下がる。

その点では、パタンカー先生(香月先生の訳本)の本は、
各微分方程式の各項の解に集中できるので、すばらしいと思う。古いですが。

でもあまりにも数値シミュレーションが当たり前になりすぎて、
本当の基本を分ってる人が少ない。

個人的にはすごくCIP法が好きです。
でもTVDを勉強するとさらに移流方程式に対する理解が深まる上、やっぱりCIPの素晴らしさを改めて実感できる。CIPで数値計算好きになったのもありますが・・・。

こういうことを分った人間が数値解析して、他人に説明しないと、どんどん日本は駄目になると思う。

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